繰り返しになりますが、外断熱賃貸マンションは当初周囲から猛反対に合いました。
曰く、「外断熱では家賃は取れない」「投資の無駄」「仮住まいである賃貸には贅沢」と。
しかし、私は賭けました。人類の革新に。
「人類の革新」というのは冗談ですが、私なりの勝算はありました。
「外断熱で建てれば躯体が長持ちする」
「住み心地が良ければ、長く入居してもらえる(=家賃が下落しない」と。
単なる「新し物好き」が大部分という話もありますが…
外断熱に対する評価を下すため、入居1年後にアンケートを取りました。
(全12戸中、回答が得られたのは6戸)
詳しい結果については、
こちら。
その結果から分かったことは、
1.ほとんどの人が「外断熱」のことを知らずに入居した。
つまり、「外断熱」は賃貸の売り文句としてはまだまだ弱いこと。
2.住んでみて外断熱に興味を持っていただいたこと。
その他、
「初めは気にしていませんでしたが、実際に冬過ごしてみて、とても温かくすごしやすかったので、とても気に入っています。」
「外が暑い時でも部屋の中はすずしいのですごしやすい。外から帰ってくるとよくわかる。
先日友人を招待したが、かなり評判が良かった。地下鉄の駅までは少し遠いが、部屋等のことを考えれば、苦にならず満足している。」
「冬が大変暖かく、子供を薄着にさせていたら外出時に風邪をひいてしまった(笑)」
などのご意見を頂いております。
また新たに入居された方からも、
「夏季に何件も物件を見て回ったが、この部屋だけ涼しかった」というお言葉もいただきました!
正直、私としても「建ててみなければわからない」部分が大きかったので、このアンケート結果を見て泣けてきました。
住んだ結果、外断熱の良さに気づいてもらえれば、徐々に外断熱が浸透していくかも知れません。
(
外断熱とか猫の話とか。「外断熱」の臨界点、参照)
それでは、また明日。
明日は、「室内温度データ」