はまさんと初めてお会いした際に、次のような趣旨のお話を聞きました。
「『衣・食・住』の内、『衣』にはファッション、『食』にはグルメという言葉がある。
しかし、『住』についてはそれに当たる言葉がないようだ。
いわゆる『普請道楽』をうまく表現する言葉を創造したい。
そうすれば、『住』環境の価値を見直されるだろう。」
「なるほど、その通りだ!」、とこの話に感銘を受けた私は、帰宅後すぐ私もネットで調べてみました。
そうしたところ、ファッションデザイナーの故石津健介氏のコラムを見つけました。
『週刊東洋経済』コラム・石津謙介「おしゃれスピリッツ」(以下、抜粋引用)
「私は『ファッションは着ることだけではない』とずっと言い続けてきた。
ファッションという言葉は、我が国においては「着る」ことだけ、つまり衣生活だけのことのように思われがちだが、食べることにも住むことにもファッションがあると私は考えている。
「衣食住」のうち、現代において最もないがしろにされているのが、「住生活」ではないかという気がするのだがどうだろうか。
確かに、「住生活」を追求するのは大変で、かかる金も半端ではない。
しかし、家は諸君の分身なのだ。
たとえ借家やアパートであっても、君自身を反映している。
『カッコ良く』なりたいなら、『カッコ良く』暮らそう。
人間は住環境によって気分がかなり変わるし、大袈裟に言えば価値観や人生観まで左右される。
環境がまた君自身をも作っていくのだということを、肝に銘じておこう。」
最近、『住』が見直されてきているのではないでしょうか?
(私がニーズに気づいていなかっただけかもしれませんが…)
明日は、その根拠について。