2005年10月31日

グリシーヌ2の秘密 その2 「ボックスカルバート」

 木造だと、在来軸組工法と壁で支えるツーバイフォー等がありますよね。

 それと同じくRCの建物にも色々な構造があります。
 RCでは、柱と梁で構造を支える「ラーメン構造」が一般的です。

 ラーメンとは、ラーメンマンのラーメンとは無関係で、ドイツ語で「枠」という意味です。

 柱や梁が飛び出ていると、場合によって、家具のレイアウトやリフォームがし辛くなります。


 これに対して、壁式やボックスカルバート構造では壁で構造体を支えるため、柱や梁が飛び出ません。
 さらに壁が構造体になっている分、壁・床が厚くなりので、隣室や上下階の音を遮る性能が向上します。

 そこで、グリシーヌ1ではRC壁式構造を、グリシーヌ2では、【RCボックスカルバート構造】を採用しました。
 その結果、グリシーヌ2の壁厚・隣室との界壁も、床厚も30センチの鉄筋コンクリート、という重厚な造りになっています。


 ボックスカルバートは日本語に直しますと、ボックス (箱形) カルバート (暗渠) となり、箱形暗渠(あんきょ)と意味します 。
 暗渠とは、外から見えない水路のことを言います。

 つまり、コンクリートで出来た【溝】をひっくり返した構造でトンネルなどにも用いられ、大きな開口と梁・柱のない自由なレイアウトが可能となる構造です。

 box.gif
      ▲イメージ図:溝をひっくり返す 


 そのため、グリシーヌ2では、南面に天井高(2.5メートル)いっぱいまでの背の高いサッシをつけること出来ました。
 box.gif
 ▲イメージ図



 ちなみに、ボックスカルバート構造の別名は薄肉ラーメン構造。
 狙って日本名を付けたとしか思えない名前です(笑)。
 薄肉ラーメン、チャーシュー抜き。

 細かい話は、東新住建さんのサイトで詳しく書かれているので読んで見てください(無断リンク)。
posted by 外断熱 at 20:02| Comment(4) | TrackBack(0) | グリシーヌシリーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
ひょー なんともステキなお部屋ですね〜
ただただウットリです。
外には どんな光景がひろがってるのかしら?

Posted by サイトナ at 2005年11月01日 14:30
 ありがとうございます!

 外には、グリシーヌ1が広がっています(笑)。

 明日、現地へ行って、眺望の写真を撮ってきますねー
Posted by かとう at 2005年11月01日 22:58
こんにちは。

ラーメン構造の「ラーメン」ですが、英語で言えば
例えば「フレーム構造(ちょっと違うかな?)」とか
聞き慣れた言葉、かっこいい言葉になると思うので
すが、そこをわざわざドイツ語の、しかもラーメンと
いう言葉を持ってくるというのは、どのような戦略が
隠されているのでしょうか?
「ラーメン構造」という言葉は一般人には滑稽な言葉
にしか映らないと思うのですが。
Posted by ふった at 2006年05月01日 10:42
>ふったさま
 たしかに・・
 わざわざ「ラーメン」を採用した理由は何なんでしょうね?

 薄肉ラーメンとか、狙っているとしか思えませんね。(笑)
Posted by かとう at 2006年05月01日 13:55
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