2005年10月11日

外断熱との出会い その5 「外断熱の弱点」

(昨日の続き)
 私は一目でこのデザインが気に入りました。

 一般に外断熱の建物は「施工が難しく、デザインが制限される」、言われていました。
 つまり、建物に凹凸があると施工が困難になり、熱橋(熱を伝える橋の意味で、断熱材の内と外を貫いて熱を伝達する部位のこと)が生じ易くなるため、外断熱建物では出来る限り凸凹のない長方形(正方形)が好まれデザイン性で劣る、と言うのです。
 
 特にベランダや共用廊下部分を如何にデザインするかが問題でした。
 例えば金属製のベランダを後付けにしたり、共用廊下まで断熱してしまうという処置がとられているようです。


 これに対して、日東建設が提案してきたデザインは、凹凸だらけで外断熱には不向きのように見えます。
 しかし、次の建物配置図をご覧下さい。
 haichi.jpg
 この建物は長方形の居室部分のみで断熱ラインを保ち(赤い線)、ベランダやエントランス・共用廊下は別の構造体として建築し、熱の伝導率が低いステンレスで建物本体と接続する、という構造をとっています。
 (したがって、今見てもわかりませんが、建物と廊下の間には若干の隙間があります)。

 そのため、一見凹凸の多い建物に見えながら、熱橋が出来にくいデザインが実現出来ました。

 明日へ続く
posted by 外断熱 at 20:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 外断熱 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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